2026年3月7日土曜日

第52回卒業式

  昨日の雨もすっかり上がり、穏やかな天気の中、浪速中学校・第52回卒業式が挙行されました。凛とした雰囲気の中、立派な振舞の3年生がそこに居ました。あまりに素晴らしく成長してくれた姿に心に熱いものがこみ上げてきました。やはり、浪速中学校の生徒はみんな素晴らしい生徒揃いであると実感した一日でした。

 神前奉告の儀から始まり体育館で一人一人に卒業証書を手渡すことが出来、非常に幸せを感じることが出来ました。学校長として以下のような式辞を述べさせていただきました。





 冬の寒さが残りつつも、やわらかな陽が差し、春の訪れを感じる、この佳き日に、学校法人浪速学院 浪速中学校・第52回卒業式を挙行できますことは、卒業生はもとより、在校生、教職員にとりましても大きな慶びであります。

 まず、ご来賓として浪速高等学校・浪速中学校PTA会長 坂中真二様をはじめ、PTA役員の皆様にご臨席を賜り、生徒たちの門出に華を添えて戴きましたこと、壇上からではございますが、厚くお礼申し上げます。

保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。中学生は、心も身体も大きく成長する多感な時期で、ご心配の種が尽きなかったのではないでしょうか。それだけに、本日、立派に成長された姿を目の前にして、感慨もいかばかりかとご拝察申し上げます。

 この3年間、教職員一丸となり、学習面はもちろんのこと、「心の成長・人間力の向上」ということを第一に、教育活動に取り組んで参りました。至らない点も多々あったかと思いますが、どうかご容赦をお願い申し上げますと共に、本校にお寄せ戴きました、暖かいご支援、ご理解、ご協力に対し、心より感謝申し上げます。

 さて、136名の生徒の皆さん、卒業おめでとう。「中学校3年間」という大切な青春時代、この素晴らしい環境の浪速中学校で過ごし、大きな志をもって日々努力を行い、かけがえのない仲間とともに、全力で駆け抜けてくれたと思っています。今、皆さんが手にしている卒業証書には、様々な思い出が刻み込まれていることと思います。

 クラブ活動では、勝利を目指し、チームの仲間とともに練習に打ち込んだこと。決して平坦な道ばかりではなく、躓いたり、悩んだりしたこともあったことと思いますが、その一つ一つが君たちの成長に大きく貢献していることでしょう。

 クラスが一つにまとまっていく「合唱コンクール」、学年縦割りで頑張った「体育大会」や「飯盒炊爨カレー作り」そして、3年生の時には修学旅行に出かけました。いま世界では、戦争や紛争が起こっていますが、皆さんは鹿児島の知覧で平和学習をし、決して戦争は起こしてはいけないと学んでくれました。また、屋久島では、縄文杉や白谷雲水狭といった壮大な自然を体感しましたね。これらの行事を通じて、皆さんは友人との絆を深め、多くのことを学んでくれました。

 浪速中学校は、神社神道を建学の礎として、大正12年に開校された「旧制浪速中学校」をその前身として歴史を刻んできました。そして開校100周年の節目の年に皆さんは入学してくれて、NEXT100としての新しい歩みを学校と共に始めてくれました。ご両親をはじめ、お世話になった多くの方々への感謝の気持ちを持つことが、浪速の伝統を引き継ぐことにつながります。

そして皆さんが歩み出した新しい時代は、変化の激しい時代になることは間違いありません。しかしそのような時代だからこそ、人間にしかできないこと、「人を尊敬すること」「人を思いやること」「感謝の心を持つこと」など、道徳の授業を始めとして、浪速中学校で学んだ人間としての魅力を磨いていってください。 

このことは、木村理事長・学院長先生が、一斉参拝などの講話で述べられている「今を一生懸命に生きる」「今日という日を大切に生きる」という神社神道の教えに通じることでもあります。

人生が終わった後の安寧を願うのではなく、今まさに生きているこの一瞬一瞬を必死になって生きることで充実した素晴らしい人生を送れると思っています。それができてこそ、その後の安寧がもたらされるものであると私は考えます。このことをしっかりと自覚し、今後の人生をしっかりと生き抜いていただきたいと思います。

朝礼でいろいろな話をしましたが、今日は「幸せ」について話してみたいと思います。幸せとは一体どういったものでしょうか。もちろん人によって何が幸せであるかは違いますが、その根底にあるものは共通していると考えています。

オーストリアの精神科医・心理学者であるアルフレッド・アドラーによると、幸せの三原則とは、「自己受容」・「他者信頼」・「他者貢献」の3つです。これらの原則を意識し実践することで、人は「共同体感覚」を身につけ、幸せを実感できるとされています。

人間は他者と全くかかわることなく生きていくことはほぼ不可能です。人と深く関わらないで生きていくことは出来るでしょう。例えばそうして巨万の富を得たとして、それが本当に幸せでしょうか。

アドラーの言う「自己受容」とは、ありのままの自分を認めることです。自分の長所だけでなく、欠点も含めて受け入れることで、「自分は自分である」と肯定できるようになります。

次に「他者信頼」とは、他者が自分を支えてくれていると信じることです。これは、他者への感謝の気持ちと、健全な人間関係を築く土台となります。

最後に、「他者貢献」とは、他者や社会に貢献できていると実感することです。自分の存在が他者の役に立っていると感じることで、貢献感や生きがいが生まれます。

これらは浪速の道徳の授業で学んだ「自分自身・他の人との関わり・集団や社会との関わり・自然や崇高なものとの関わり」についてしっかりと考えていくこととほぼ同じです。皆さんは知らず知らずのうちに幸せの三原則を学んでいたことになります。今後はそれらを実践して「自分の幸せ」を手にしていく人生を送ってください。人は他者と深く関わることで幸せを感じるのです。

 皆さんが、これから、何か物事を判断したり、選んだりしなければならない時、中学校そして高等学校で学ぶ全てのことがらが、その判断・選択の基準として生きてきます。学ぶ、勉強するということは試験のためにすることではないのです。

  中学・高校で身につけた基礎学力が、皆さんの「人生を作る」財産になります。毎日の努力の積み重ねが、「将来の皆さん」を形作っていくのです。一生懸命取り組んでください。

 最後に、皆さんが、浪速を受験しようと思った時のことを思い出してください。何がきっかけだったのでしょうか。そのことを遡って考えていくと、これといった理由がない人が大半だと思います。ではどうしてでしょう。私はこう考えます。皆さんは、この浪速の学院神社の大神様に導かれて浪速に来て、そして3年間見守られて、今ここにいるのです。この先、皆さんが「正しい心」をもって、「正しい行動」をしようとしたときは、学院神社の大神様が必ず見守って力を貸してくれるはずです。自信をもって生きていってください。

 名残は尽きませんが、いよいよお別れの時です。3年間、皆さんと思い出を共有できたこと、とても嬉しく思います。

 もし、高校に進学して、何か困った時、相談相手が必要な時は、遠慮なく、皆さんの母校・浪速中学校を訪ねてください。

 皆さんの輝かしい未来に夢を託し、式辞といたします。


 式終了後、PTAの皆様より、卒業記念品の贈呈、心のこもった謝辞、そして花束をいただき終了となりました。

 明日からは3年生が卒業し、少し寂しくなりますが、修了式及び新年度に向けて気を引き締めて頑張ってまいります。


2026年3月2日月曜日

3月一斉参拝

 「春に向かっていく冬」という感じの天気の中、今年度最後の一斉参拝を行いました。暖かくなったり寒くなったりを繰り返して、日本は春を迎えることになるのです。



さていよいよ今週の土曜日には、中学校の第52回目の卒業式を迎えます。校長として、入学を許可した最初の生徒であり、修学旅行など様々な行事を共にした思い出深い3年生が卒業していくので寂しさは拭えませんが、大半の生徒は浪速高校へと進学してくれますので公立の中学校と比べものにはならないですね。その卒業生と入れ替わりに来年度は191名もの新入生を迎えることとなりました。浪速中学校で2年連続の5クラス体制となります。228日に「新入生第2回登校」が行われ元気な顔を見せてくれました。


2026年1月8日木曜日

新春拝賀始業式

 あけましておめでとうございます。

本日から生徒諸君も登校し、第3学期が始まりました。

浪速学院では、第3学期の始業式は「新春拝賀始業式」として執り行います。

雅楽部の生徒と神楽部の生徒の協力の元、厳かな雰囲気の中で実施されました。これも浪速ならではのもので、貴重な体験となります。




その後、中高で分かれて始業式が行われました。

最初に新春に相応しい書道部の表彰伝達を行いました。

              第64回伊勢神宮奉納書道展

                五十鈴川賞・金賞

1年の計は元旦にあり」ということで、11日に今年の目標を定めてくれていると思います。1年間の目標はちょっとやそっとの努力で達成できるようなものではいけない。達成できなくてもいいからそれに向かって努力することが大切である。そういう気持ちで立てた目標を、明日担任を通じて教えてもらいます。大変楽しみにしています。

また、第3学期は1年間の集大成の学期であるので、その心構えで過ごしてほしいという話をしました。

始業式の後は、恒例の「新春百人一首かるた大会」を行いました。今回で16回目を迎えました。学年入り混じっての真剣勝負です。全員が優勝を目指してしっかりと取り組んでくれればと思います。最初の歌は私が読ませていただきました




今日からの第3学期もきっと楽しく有意義に過ごしてくれるはずです。


2025年12月19日金曜日

1年の締めくくり

 本日第2学期終業式を行いました。






          テニス部

           令和7年度大阪中学校総合体育大会テニス中央大会

             優勝 男子団体・女子団体


           令和7年度第59回中学生の「税についての作文」

             優秀賞

今年1年間様々な方にいろいろとお世話になり、ありがとうございました。

また、4月から始まった2025年度は来年331日まで続きますので、あと1学期間よろしくお願い申し上げます。

トラブルや事故・病気怪我などなく18日に全員で会えることを願っています。

中学3年生は2月の高校入試に向け明日からも冬休みではなく受験を意識した勉強に取り組んでいただき、内定したコース・類の合格最低点を必ずクリアするように頑張ってください。

生徒・保護者の皆様、教職員の皆様、そして関係して戴きました皆様、どうぞよいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。



2025年12月18日木曜日

干し柿授与

 学校は4限授業になり、第2学期の成績のことを中心とした三者懇談を行っています。各自が今年一年の学習を振り返って、来年に向けて決意を新たに頑張ってもらいたいと思います。

昨日は、3年生が2日にわたって三菱総研DCS株式会社の方から「ロボットプログラミング」の講義を受けました。どのクラスも非常に熱心に、楽しく受けていました。君たちが大人になったときには、もっと高性能なロボットがすぐそばに当たり前のように立っていることでしょうね。






そして、2年生は「体育・ダンス武道発表会」を行いました。男子は「そうらん節」を踊り、女子は「空手道の演武」を披露してくれました。声も大きく大変いい出来でした。



1年生には「多聞果樹園農園」で育てられた「干し柿」を生徒全員に2つずつ授与しました。干し柿は、渋柿のヘタの部分を残して皮をむき、熱湯で消毒した後1週間ほど吊るし、その後丁寧に揉んでまた3週間ほど吊るすという作業を行って出来る非常に手間のかかるものです。しかしながら、たいへん甘くまた栄養価の高い食べ物となっています。

「多聞果樹園農園」で理事長先生を始めとして多くの先生方が11つ丁寧に手作りで作っていただいたものであります。多くの手間をかければ、苦くて食べられないような渋柿でも甘くおいしい干し柿になるのは、多くの先生方が手厚く指導してくれて、君たちが成長していくのと同じだよと、そして君たちは、渋柿とは違って、自分で自分を磨くこともできるのだよということを伝えました。2つありますので家に帰って保護者の方と楽しく話をしながら召し上がっていただけたら幸いです。







そして、本日は3学年合同で、「がん教育講習会」を大阪急性期・総合医療センター消化器外科副部長の友國晃医師から講義をいただきました。全員しっかりと聞いており、質疑応答では多くの質問をしてくれていました。友國医師も今まで行った学校の中で一番質問が多くて、非常にうれしかったと言ってくださいました。ここで得た知識をしっかりと覚えておいてほしいですね。



いよいよ明日で第2学期が、そして令和7年の学校行事が終わります。良い令和8年を迎えられるように、この12月を有意義に過ごしていただきたいと思っています。


2025年12月1日月曜日

12月の一斉参拝

 本日12月の一斉参拝が行われました。

10月に、生徒会選挙にて選ばれた新会長ですが、11月の一斉参拝時には体調不良で欠席していましたので、今日が初舞台でした。しっかりとした口調で「学院神社拝司」を奉唱してくれました。1年間宜しくお願いします。





また、本日から第2学期期末試験が実施されました。125日までしっかりと頑張っていただきたいと願っています。令和7年の最後のテストです。良い成績の通知表を終業式に受け取れるよう頑張りましょう。

2025年10月17日金曜日

10月朝礼

 本日も実に多くの表彰がおり、たいへんうれしく思っています。文武両道をしっかりと実践してくれている浪中生です。

ゴルフ部

大阪市中学校私学総合体育大会 男子の部優勝・女子の部優勝

水泳部

大阪市中学校私学総合体育大会 女子200M個人メドレー準優勝

テニス部

52回全国中学生テニス選手権大会

 男子団体第3位・女子団体優勝・男子ダブルス優勝

体操部

大阪市秋季総合体育大会

 男子個人総合優勝・種目別 跳馬優勝・鉄棒第3位・床優勝&第2

 女子種目別跳馬第3

体操部

56回全国中学生体操競技選手権大会

男子団体第4位・女子団体準優勝

英語検定 合格者

 2級1名・準2級プラス2名・準24名・320名・421名・556

早くも、テニス部は12月の全国私学テニス選手権大会への出場を、空手道部は3月に行われるJOCジュニアオリンピックカップ文部科学大臣旗 第19回全国中学生空手道選手権大会への出場を決めてくれました。

今月は、「夏休みの経験や自慢」を8月の始業式の日に宿題としましたのでその結果を発表しました。全員の分を発表したいくらいの素晴らしい内容でしたが、そうもいきませんので、15個ほどをみんなに聞いてもらいました。私の想像を上回る素晴らしい経験などをしてくれましたので非常にうれしく思っています。また、そのような経験を後押ししていただいた保護者の皆様方へ感謝いたします。きっと内面の素晴らしい人間に育ってくれることと確信しています。

いよいよ明日は体育大会です。当初は雨模様の予想でしたが、生徒の皆さんのエネルギーで終了までは雨が降らずにいてくれそうです。素晴らしい体育大会を期待しています。