2021年10月12日火曜日

ビブリオバトル 初参加

  “ビブリオバトル”に中学生が初めて参加しました。ビブリオバトルは「人を通じて本を知る。本を通じて人を知る」のモットーで行われる書評合戦(本の紹介ゲーム)で、参加者はおのおのお勧めの本を、持ち時間5分間で紹介し、その後2,3分間のディスカッションを行って終了です。参加者全員の発表が終了した後「どの本を一番読みたくなったか」を投票し、最多票を獲得した本が“チャンプ本(優勝)”となります。

 配付資料やパワーポイントなどは無く「語り」だけですので、その本に対する思い入れの深さからくる説得力、表現力が票を左右するようです。


 浪速高校は6年前から実施しておりますが、中学生にはどのような大会か周知が足らず、今回は2名の参加に留まってしまいましたが、両名とも元気一杯、本の魅力を語ってくれました。どんな行事でも「第1回」というのは先例にならうということができず、大きなエネルギーを必要とします。参加してくれた2名の生徒と、運営してくれた国語科の先生方に拍手をおくりたいと思います。

 本校では「朝の取り組み」として朝読書の時間を設けていますが、先生方によると、生徒たちの様子から、読書離れの傾向が見て取れるとのこと。このような行事を通して、生徒たちが本を手に取るきっかけとなればと思います。次回は、各クラス1名ずつの参加で「クラス対抗ビブリオバトル」も面白いかもしれませんね。

 最後に、2名の選んだ本を紹介します。

  • 『1パーセントの努力』(西村博之著)
  • 『エーミールと探偵たち』(エーリヒ・ケストナー著)


2021年10月9日土曜日

三様の稽古

  先日のブログで、武道の型について触れましたが、柔道には「三様の稽古」と呼ばれる「練習の型」があるそうです。

 東京オリンピック柔道で男子81キロ級を制した永瀬貴規選手によると、三様とは、練習相手の実力に合わせて「格上」「同等」「格下」という三つの稽古があり、格上には、果敢に挑んで技をかけ、失敗することで自分の問題点を知る。同等には、実戦に近い稽古をし、勝負勘も養うことを目指す。格下は相手を引き立てながら、試したい技や防御を入念に確認するのだそうです。

 やみくもに練習するのではなく、どうすれば上達するのかをよく考えながら取り組むことで、実力差のある相手との練習も実りあるものになるのだといわれています。そういう稽古があったからこその金メダルなのでしょう。

 さて、三様の稽古を日頃の勉強にあてはめてみましょう。時には自分の実力以上の難しい問題にも向き合う。実力相応の問題には正面から取り組み、簡単な問題では、確実にこなす集中力とスピード感を養い、さらに別の解法を試したりする。まずは自分の現在の実力がどのくらいか見極めること。簡単な問題ばかり解いて過信していませんか、応用問題ばかりに挑んでいませんか。

 本校は2学期中間試験を設定していません。言い換えれば、試験勉強に追われることなく、苦手の克服などじっくり腰を据えて勉強に打ち込める時期です。10月、11月は最も学力が伸びる時期とも言われます。時間に余裕のある今、「三様の稽古」を試してみては。

〈10月後半の予定〉

  • 18日(月)すらら定期試験
  • 22日(金)朝礼、文化芸術鑑賞会
  • 23日(土)休校日
  • 26日(火)総合学力調査(2,3年生Ⅰ類)
  • 28日(木)期末試験1週間前


2021年10月4日月曜日

武道もダンスも必修です

  本日、女子生徒による空手道演武、男子生徒によるダンスの学習発表会を実施しました。

 保健体育科の学習内容は学習指導要領にて、A.身体つくり運動 B.器械運動 C.陸上競技 D.水泳 E.球技 F.武道 G.ダンス H.体育理論、の領域に規定されており、3年生は若干選択の部分がありますが、1,2年生は全領域必修なのです。かつては、ダンス・武道は選択扱いの時期もあったようですが、現行のカリキュラムでは男女とも全員履修しなければなりません。本校では全学年とも男子は空手道演武を女子は創作ダンスを“学習”し、毎年体育大会にてその成果を発表していますので、本日は未履修の部分、即ち女子の武道、男子のダンスの学習発表を行いました。


 ダンスは元々は喜び、悲しみ、祝い、神様への奉納など、人間の根源的な感情を表現するためのものであったと思います。今回のような創作ダンスやヒップホップをみんなで踊る楽しさを味わうことも大切ですが、同時に集団の中で助け合ったり、教え合ったり、お互いの能力の違いを認め合うことも大切です。また、日本の民踊や、外国の踊り(フォークダンス)にも興味を持ち異文化理解に役立てて欲しいと思います。

 武道は技を磨き勝敗を競う楽しさはありますが、常に相手を尊重する精神が欠けてはいけません。また日本の伝統文化として、武道の身体の動かし方や呼吸法、更に考え方も含めた “型の美しさ” を感じ取ることも大切です。空手道だけでなく、相撲、柔道、剣道などにおける長年受け継がれてきた “型の美しさ” すなわち “様式美” はいつの時代になっても不変です。


 何か新しいことを学ぶことは人生を豊かにしてくれます。多くの時間を費やして専門的に学んだわけではありませんが、体育の授業でダンスと武道を学んだことで、皆さんの学校生活が少しでも豊かなものになってくれることを願います。

2021年9月28日火曜日

アクティブラーニング

  中学校では今年度より新しい学習指導要領が導入されています。その中心となるのが「主体的、対話的で深い学び」であり、またその視点に立つ学習方法が「アクティブラーニング」と呼ばれるアプローチです。生徒たちの好奇心を伸ばし、グループディスカッションやディベートなどを通して様々な人と関わることで、自らの考えを深め、問題解決能力を育む。そういう学びの方法です。

 教員が一方的に話す、いわゆる講義ではなく、生徒たちが能動的に参加すること、しかも複数人で協同して学習することを重視しています。

ラーニングピラミッド

  アメリカ国立訓練研究所の調査によると「学習方法」と「学習内容がどの程度定着しているか」には明確な相関関係が見られ、それを図で表したものが、ラーニングピラミッドと呼ばれています。

 同研究所によると、学習定着率は「講義」では5%しかないのに対し、「グループディスカッション・ディベート」が50%、「自ら体験する」が75%、さらに最も定着率が高いのが、「他の生徒に教える」の90%となっています。

 皆さんも思い出してください。中高生時代、発問もほとんどなく、先生がひとりで話し続けられる一方通行の授業は退屈ではなかったですか。

グループディスカッション

グループ発表

 コロナ対策として今や日常となった「オンライン授業」。一言でオンラインといっても、双方向型・オンデマンド型など、教科や学習単元に応じて最も効果的な方法を模索していますが、やはり重要なのはアクティブラーニングがなされているかどうか。

 感染が不安で登校をためらいオンライン授業に参加している生徒たちも、実際の教室にいるかのようにつながりを感じられる環境を作っていかなければと思っています。


2021年9月18日土曜日

秋季例祭 浪速祭準備

  台風14号接近のため順延される可能性もあった秋季例祭ですが、本日無事に催行することができました。例年は、吹奏楽部による学院曲・海道東征浪速の演奏の中、中高全校生徒が学院神社前に整列し、来賓もお招きして挙行される最も重要な学校行事の一つでありますが、感染症対策のため今年度も代表者のみの参列とし、オンラインでの実施といたしました。生徒たちは教室での遥拝となりましたが、テレビ中継にて神楽部によるお神楽奉納も見ることができ、学校全体が厳かな雰囲気に包まれるひとときとなりました。

 例祭の後は、理事長・学院長先生よりこの祭礼の意味を詳しく説明していただきました。生徒の皆さんは、神社神道を建学の礎とする学校の生徒として誇りと自信を持って学校生活を送ってほしいと思います。

生徒会会長、自治会会長による参拝

生徒会役員と自治会役員

神楽部による御神楽奉納

 中学生はこの後、21日(火)の浪速祭〈中学生の部・作品展示会〉の準備に入りました。どのクラスの生徒たちも教員に頼ったり教員の指示を待つのではなく、自主的に行動し、考え、工夫し、様々なアイデアを出し合って作業を進めていました。このような作業においても、恐らく何かを調べているのでしょう、積極的にChromebookを使っている生徒が多いのが印象的でした。







 完成が楽しみです。


2021年9月15日水曜日

なにわともあれ ~ Go! Go! Cooperate ~

  先日、自治会・生徒会担当の先生方より今年の浪速祭クリアファイルを戴きました。今年のテーマは、主題が「なにわともあれ」、副題が “Go! Go! Cooperate~” で、「なにわともあれ」には「浪速と共にあれ」「浪速の友とあれ」「なにはともあれ」の三つの意味を込めているそうです。

 そして今年の浪速祭が55回目となることから、55を副題の Go! Go!で表し、コロナ禍の中にあっても、皆が積極的に協力(Cooperate)し合って、自分たちにしかできない浪速祭を創りあげようという意気込みが込められているとのことです。よく考えられた素晴らしいテーマだと思います。伝統を尊重し、友を大切に、そして明るい未来に向かって歩んでいこうという思いが伝わってきます。


  毎年感じることですが、自治会・生徒会の皆さんは実によく練られた浪速祭テーマを考案してくれます。この行事に対する思い入れの深さの表れかと思います。



こんな楽しいテーマもありました。(これは体育大会でした!)

 さて、今年度の中学校浪速祭は作品展示会を実施します。

  • ~17日(金) 作品完成、飾り付けの準備、保護者様向けスライドの作成
  • 18日(土)【午前】学院神社秋季例祭 【午後】展示作業
  • 21日(火) 浪速祭、スライド鑑賞

  ご家族の皆様のご来校に関しましては、申し訳ありませんが、ご遠慮頂くことといたしました。作品のスライドを作成いたしますのでオンライン(ご自宅PC、スマホ、Chromebook)にてご鑑賞ください。21日(火)から28日(火)までご鑑賞いただけます。


2021年9月13日月曜日

9月の中学校朝礼

  緊急事態宣言が9月末まで延長されました。地域によっては感染状況に改善の兆しが見られる所もあるようですが、大阪はまだ宣言解除の判断には至らなかったようです。幸い本校では、現在生徒・教員で陽性の連絡は入っておりませんが、決して油断せず、徹底した感染予防を心がけてください。


 本日は、2学期の学級委員長を任命しました。委員長を中心に「やる時は真剣にやる」「楽しむ時は思い切り楽しむ」「困っている人には手をさしのべる」メリハリのある、そして人に優しいクラスを作って欲しいと思います。

 続けてクラブの表彰伝達を行いました。常連の空手道部、剣道部、テニス部、卓球部に加えて、パソコン部が表彰を受けました。ロボットのプログラミングを競う大会だそうです。文化部の活動は派手さはありませんが、日頃コツコツ打ち込んできたことが認められた結果だと思います。次回は優勝と全国大会出場を目指してください。


 空手道部は全国準優勝という素晴らしい結果を残してくれましたが、常に全国優勝を目指している皆さんにとっては、結果は非常に辛いものであったと思います。

 空手道部の皆さん、いつも努力している他のクラブの皆さん、そして全校生徒の皆さんに先生の好きな言葉を贈ります。

  1. 努力して結果が出ると、自信になる。
  2. 努力せずに結果が出ると、おごりにつながる。
  3. 努力せずに結果も出ないと、後悔が残る。
  4. 努力して結果が出なくても、経験が残る。

  皆さんの努力は、これからの人生において貴重な経験となって生きてくるはずです。


 最後に、先週金曜日より浪速祭準備期間に入っています。今年は教科で作成した作品を、各クラステーマに沿って装飾し展示を行い皆で鑑賞する、という企画ですが、作品を単に机に並べるのではなく、例えばスーパーの陳列棚の商品の並べ方次第で、売り上げが大きく変わってくる、という例があるように、鑑賞された方が思わず立ち止まり、感嘆の声をあげられるような皆さんの創意工夫を期待します。残念ながら、今年も合唱コンクールや模擬店は実施できませんが、今できることに全力を尽くしましょう。