2022年12月20日火曜日

2学期 終業式

  8月25日に始まった長い2学期ですが、本日無事に終業式を迎えることができました。コロナ第8波のため、自宅静養の生徒が数名おりますので、残念ながら全員揃うことはできませんでしたが、一日も早く回復し、元気に年末年始を迎えてくれることを祈ります。

神前奉告の儀(浪速生活の綱領奉唱)

代表生徒以外は教室から遥拝

 さて、2学期を振り返ってみれば、コロナ禍の中でありながら、多くの行事を実施することができました。浪速祭、体育大会、校外学習、芸術芸能鑑賞会、避難訓練、生徒会選挙、人権HR、加えて、3回にわたる入試説明会も学校をあげての行事でしたね。また人権HRでは、いじめについて深く掘り下げて考えましたね。どの行事も皆さんの頑張りと成長を目にすることができ、とてもうれしく思います。

中学生「税についての作文コンクール」優秀作品表彰

 また、行事ではありませんが、先ほどの表彰にありましたように「善行表彰」を受けた生徒が2名います。たまたま下校途中、交通事故現場に遭遇し、救急車を呼んだり、自分の締めているネクタイで止血手当に協力してくれました。とても立派な振る舞いです。実は朝礼では披露できませんでしたが、1学期にも善行表彰を受けた生徒が5名もいます。こちらも勇気のいる行動で、このような生徒が浪速中学校にたくさんいるということ、とても誇りに感じます。

善行表彰(人命救助)

 さて、皆さん個人個人はどんな2学期でしたか。明日から3日間冬期講習のため全員登校が続きますが、今日はけじめの日。自分自身に対する振り返りを行う日です。この4ヶ月を振り返り、頑張った点と改善するべき点を考え、それを3学期に生かしてください。

 ただ注意してほしいのは、改善点を見つけても、行動に移さなければ何も変わりません。行動が変わるためには、心が変わらなければなりません。

  • 心が変われば行動が変わる。
  • 行動が変われば習慣が変わる。
  • 習慣が変われば人格が変わる。
  • 人格が変われば運命が変わる。
  • 運命が変われば人生が変わる。

 皆さん、心が変われば人生が変わるのです。

伊勢神宮奉納書道展 金賞

大阪市中学生ダブルステニス大会 準優勝

大阪市中体連第3支部大会 軟式野球の部 第3位

 最後に3年生の皆さんへ。何度も言ってきたことですが、内部進学であっても、この時期にしっかり受験勉強に打ち込んだかどうかで、高校での学習に大きな差が生まれます。最後の追い込みをかけてください。努力したことは身体が記憶していて、それが自信につながります。今は辛くても、努力した一日一日が花開く時がきっとやって来ます。

 それでは皆さん、1月7日新春拝賀始業式には、全員元気に登校してくださいね。



2022年12月17日土曜日

新規採用教員 オリエンテーション

   来年4月1日に着任される新規採用教員のためのオリエンテーションを実施しました。学校長挨拶に続き、事務長より勤務時間など就業規則についての説明をして頂き、ICT教育の実践について、ICT教育推進部長より詳しい紹介がありました。その後、各教科長先生方より歓迎の言葉を頂きました。校内見学では多くの先生方が、本校の充実した施設設備そしてその美しさに驚かれていました。

ICT教育の実践を紹介


 新任の先生方は、何か悩み事が生じた時、判断に迷われた時、行き詰まってしまった時などとにかく困った時は、決して一人で抱え込まず、回りの先生に相談してください。必ず皆さんの力になってくれます。共に頑張っていきましょう。

校内見学:コスモススペース

校内見学:図書館

校内見学:体育館(高校合唱コンクール)

【校長挨拶 要旨】

 本日はお忙しい中をお集まり頂きありがとうございます。このオリエンテーションは、来年4月からのご勤務を前に、本校をより理解して頂き、少しでも不安を解消し、安心して着任して頂けるよう毎年実施しております。また、新任と申しましても、新卒の方からベテランの方までご経験には差がありますが、皆さんは同期生となられますので、今日をきっかけとして、親睦も深めて頂ければ幸いです。

 それでは簡単に本校のご紹介をさせて頂きます。本校は大正12年(1923年)に開校いたしました『旧制浪速中学校』を前身として、100年の歴史を刻んで参りました。神社神道を建学の精神とし「浄く明るく正しく直く(浄明正直)」を校訓として、しなやかで豊かな心を持った生徒の育成を目指しております。

 また本校はICT教育の先進校でもあり、ほとんどの教員が、Google認定の教育者レベル1資格を取得しております。 

 現在の生徒数は高校54クラス・2200名、中学12クラス・400名、合計66クラス・2600名という府下有数の大規模校になっておりますが、これは平成19年に理事長・校長に就任された、現在の木村理事長・学院長による学校改革が高く評価された結果であります。

 施設設備といたしましては、ここ住吉の校舎・グラウンドだけでなく、南河内郡千早赤阪村に宿泊学習施設「多聞尚学館」、堺市南区に野球専用グラウンド「ふくろうベースボールスタジアム」、堺市美原区にテニスコート、ゴルフ練習場も備えた多目的グラウンド「高天原スポーツキャンパス」など、高いレベルでの文武両立の実現に向け、充実した校外施設も有しております。

 皆さんは、来年4月、本校が丁度100周年を迎え、次の100年に向け新たな第一歩を踏み出す節目の年に歩を合わせるように本校での教員人生をスタートされることとなります。先生方のご活躍を心より期待しております。

 尚、1月には「授業見学会」も予定しております。ご都合がよろしければ、ぜひご参加ください。

天空レストランにて全員揃って昼食



2022年12月3日土曜日

2学期末試験、すららカップ スタート

  一昨日より今年度の『すららカップ』が始まっています。期間は来年1月末までの2ヵ月間。問題の難易度、テストの点数や偏差値を競うのではなく、努力の量、すなわち学習に向き合った時間を競い合うイベントです。

 昨年度は「学校対抗戦」の部で、浪速中学校は全国第一位を獲得しています。自分の学習段階に応じた目標が設定できるので(個別最適化といいます)、モチベーションが下がることがありません。一人ひとりの努力の積み重ねが優勝に結びつきました。このようなイベントを通して、毎日少しの時間でも机に向かう習慣が付くことを期待します。成績の向上は後から少し遅れてついてきます。まずは規則正しい学習習慣です。

 今日から期末試験が始まりましたので、皆さんは、勉強量の差はあれ、全員が試験に備え机に向かってくれていると思います。その習慣を試験の終わる12月7日以降も続けるのです。教科書もノートも開かなくてよいです。Chromebookを持ってゲーム感覚で『すらら』に取り組んでみましょう。この小さな習慣が「なりたい自分」への第一歩かもしれませんよ。

 さて、皆さんの学習に水を差すつもりは全くありませんが、デジタル学習に伴う視力の低下には注意してくださいね。教育のICT化がどんどん進み、今や学習には、Chromebookなどのデジタル機器は不可欠のものとなっています。それだけに眼の健康に注意し、デジタル機器と「適切に」つき合っていくことが大切になってきます。

 眼科医会と文部科学省が下のような呼びかけをしています。心がけてください。