2022年5月16日月曜日

修学旅行 結団式

   本日、修学旅行結団式を実施しました。3年生は明日から3泊4日の行程で、広島・山口・島根・鳥取方面への修学旅行に出発します。

 今年度も、屋久島・鹿児島方面から中国地方へと行き先変更とはなりましたが、ほぼ年度当初の予定通りの日程で実施することができました。出発までの生徒たちの体調管理や、旅行中、万一体調不良となった場合の対応など、学校の方針をご理解くださいました保護者の皆様に心よりお礼申し上げます。

スーツケースは一足先に広島へ

〈巻頭言〉修学旅行の実施にあたって

 まず始めに、予定通りの日程で修学旅行が実施できるということを、素直に感謝できる心を持ってください。

 本校伝統の屋久島修学旅行は残念ながら今年も見送りとなりましたが、昨年来、それに代わる素晴らしい目的地を得、コロナ禍によるニューノーマルとしての修学旅行が定着しつつあるように感じます。

 修学旅行で何を感じるかは人それぞれかもしれませんが、普段訪れることのない地域を訪問し、日常では体験できない自然や文化に触れる貴重な機会です。何かを感じ取ろう、学ぼうという、少し前のめり気味の積極性を持って臨んでほしいと思います。

 秋芳洞では悠久の時間が作り出した神秘的な光景に心奪われることでしょう。萩市内の自主研修では、明治維新の足跡を自らの目で確認してください。折しも、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続いています。広島では平和の尊さについて学習してください。

 数日間寝食を共にすることで、友人同士の触れ合いや信頼感も深め、一生の思い出となる修学旅行にしてください。

 最後に、修学旅行は教育活動の一環としての学校行事であることを自覚してください。集団での活動として、規律ある行動が求められます。感染予防など健康への留意は、中学3年生の皆さんなら容易に理解できると思います。

学年チーフ先生より最後の注意

 この度の修学旅行が、皆さん一人ひとりが大きく成長する機会となり、卒業後もいつまでも心に残るような旅行となることを願っています。

■旅行中は修学旅行ブログをご覧ください■




2022年5月13日金曜日

5月の中学校朝礼

  早いもので、1,2年生は25日(水)より1学期中間考査を迎えます。勉強というものは、理想的には毎日取り組むべきものですが、中間・期末のように定期的に巡って来る試験の勉強を通じてしっかり復習し、それまでの学習範囲を学力として確実なものとしてください。約十日間のこの期間中は皆さんが集中できるようにクラブ活動も停止しますし、できるだけ学校行事も入れないようにしています。先月の全校朝礼で話したことですが、学んだ内容を定着させるのに最も効果的な方法を覚えていますか。そうです「他の生徒に教える」でしたね。中間試験の全範囲を友だちに教えることができれば完璧です。

弓道部:男子団体優勝
弓道部:女子団体第2位
弓道部:男子個人優勝

弓道部:女子個人優勝

 皆さん、勉強をしなくても大人になることはできます。しかしながら、勉強をすれば、色々な人生を選ぶことができます。つまり「人生の選択肢」が広がるのです。中学校で学んだ知識や経験が高校・大学での学びの土台になります。そう考えると、中学校の定期考査も皆さんの将来につながっていると言えます。大切な自分の「人生の選択肢」を増やすためにも、よく学び、よく考え、志を立てるようにしてください。勉強をすれば、志の選択肢が増えるのです。

バスケットボール部:第5位

バスケットボール部:優秀選手

 先日、中学1年生の女子生徒と雑談をしている時、大学進学の話題になり、私が「将来のことは考えていますか?」と尋ねると、その生徒は間髪を入れず「看護の道に進みます」と答えてくれました。中学1年生にして、しっかりと志を持っていることに感動しました。きっと素晴らしい看護師さんになることと思います。影ながら応援しています。

 さて、余談ですが昨日5月12日はイギリスの看護師ナイチンゲールの誕生日にちなんで「看護の日」そしてその週末までを「看護週間」と定められています。2年以上にわたり、コロナ禍の最前線で危険と隣り合わせで闘っておられる看護師さんを始めとする医療関係者の方々に対しては、常に感謝しなければなりません。「看護の日」をきっかけに感謝の気持ちを新たにしてほしいです。

フローレンス・ナイチンゲール

 コロナの感染状況は下げ止まりで若干増加傾向に入っているという見方もあるようです。新たな変異株も報告されており、大阪モデルの黄信号も継続されたままです。生徒の皆さんは「コロナ慣れ」になっていないか。マスクや手洗い、黙食などあらためて日々の生活や行動を見直してください。3年生の皆さんは、来週は修学旅行ですね。旅行中も気を緩めることのないようにしてください。

生徒生活指導部長先生の訓話

生徒会役員より訴え

 さて、明日から夏服調整期間ですが、夏服には夏服の身だしなみ、着用のルールがあります。「服装の乱れは心の乱れ」とはよく言ったものです。気を付けてください。


2022年5月12日木曜日

第60回 母の日作文 入選

  大阪日日新聞社主催の第60回母の日作文「わたしのお母さん」にて、今年も本校生徒2名の作品が入選いたしました。内1名は「大阪日日新聞賞」を受賞いたしました。

 福岡君の作品は、皆勤賞を受賞したことをきっかけに、自分がいかにお母様に助けられていたかということに気付き、さらに自分が生きているのは、多くの人たちに支えられているからだ、と謙虚さも芽生えています。

 田山さんの作品では、一年間お母様と離れて暮らしたことで、今まであたり前にしてもらっていたことが、どれほどありがたいことかを深く理解し、感謝の気持ちを自分の頑張りで返したいと述べています。

 二人の生徒の心の成長とともに、お母様の子どもたちへの深い愛情が伝わってくるような、気持ちが暖かくなる作文でした。全文を紹介いたします。

大阪日日新聞賞 2年生 福岡 虹亮「僕の皆勤賞」

 終業式の日、僕は皆勤賞をもらった。皆の前で、皆勤賞をもらって先生に「よく頑張ったね」と言われて、とても嬉しかった。自分でもよく頑張ったと思っていた。眠い朝も、雨がたくさん降った日も、一生懸命通った。そんなことを考えていると、ふと、僕のそばでいつも朝起こしてくれて、お弁当を持たせてくれる応援団がいる事に気づいた。部活や学校の行事で、朝早いときでも、「頑張って行ってらっしゃい」と嫌な顔ひとつせず、笑顔で送り出してくれるお母さんだ。僕は朝がとても苦手で、明日こそ一人で起きようと思っていても、気持ちの良いふとんから中々出られなかった。お母さんは、毎日、自分が疲れている日も遅刻をしないで起きて、僕を起こしてくれた。元気なく出かけた朝も、「友だちが待ってるよ。部活も頑張れ」とメールで元気をくれて、それを見る度に、頑張ろうと力が湧いてきた。部活も一度も休まず行く事が出来て、一生懸命、休まず頑張っているから上手くなったと褒められた。お母さんが、どんな事でも一つの事を頑張り通すとすごい力がつくよと言っていた意味が分かった。そして僕が皆勤賞をもらえたのも、お母さんという応援団がいてくれたからだと思った。この皆勤賞は、僕だけのものではなくお母さんの皆勤賞でもある。皆勤賞をもらった事をお母さんに言うと、とても褒めてくれた。その賞状をお母さんに渡した。不思議そうな顔をしたお母さんに、これは2人の皆勤賞だよ。一人では頑張れなかったけど応援団がいつもついて励ましてくれたから出来た事だと言うとお母さんは、とても喜んでくれた。何事も自分が頑張る事も大事だけれど、その頑張りの後ろに、たくさんの支えがあることにいつも感謝して、これから色んな事に向かっていこうと思っています。そして僕も誰かを支えてあげられるような人になりたいです。


入選 2年生 田山 末莉「自慢の母」

  私は去年、兄の進路の都合で母と一年間離れてくらしていました。中学に入りたての私は慣れない生活でストレスがたまっていく上に、母がいない事にとても不安と寂しさをかかえながら生活していました。そんな日々を送っていくうちに、母のいだいさを、とても感じるようになりました。毎日あたり前に感じていたおふろそうじや朝ごはん、洗い物など全部自分でやってみると、大変なことばっかりで、毎日してもらっていた事がどれだけありがたい事なのか改めて感じました。母の大切さに気づいていくうちに一年が経ち、母が帰ってきました。そこからは学校であった事をおふろでゆっくり話したり、一緒に買い物に行ったり、とても幸せです。このありがたみを知ったからこそ、前みたいに甘えてばかりじゃなく出来る事はどんどん手伝おうと思いました。そしてこれまでの恩をかえしたいと思いました。そこで私には何が出来るか考えた時に、部活で成績を残す事だと思いました。母はいつも応援してくれて私が部活をせいいっぱいできるようにサポートしてくれます。なのでその期待にこたえられるように今よりもっと努力してがんばろうと思います。改めて母の大切さをしれたこの一年は感謝の気持ちをたくさん伝え、どれもあたり前じゃないことをしっかり理解して生活をしようと思いました。そして部活も勉強もがんばって母をよろこばせたいです。


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