2023年1月20日金曜日

1月の中学校朝礼

  皆さん、おはようございます。今日は二十四節気の一つ「大寒」です。二十四節気というのは、春夏秋冬をそれぞれ六つに分け、その季節に相応しい名前をつけたもので、春分、秋分、冬至、夏至などは、皆さんも馴染みがあると思います。節気は節(ふし)という漢字を使います。先日の3学期始業式では、人生には節目が大切という話をしましたが、人は古来から季節の移り変わりにも節目を感じていたのですね。

 大寒は文字通り一年で最も寒さが厳しくなる時期ではありますが、約2週間後に回ってくる次の二十四節気が「立春」であることから、厳しい寒さと共に春が近づいていることを感じる時期でもあります。立春は2月4日です。

 さて、もう一つ私が春を感じる理由としては、毎年、大寒の時期に中学校入試が終了し、新年度の準備に拍車がかかり始めるからです。

朝礼の司会は生徒会役員にて

3学期学級委員長の認証

 令和5年度の本校の入試は、1月14日にスタートし17日までの4日間をもって1月入試は終了ですが、2月入試として、2月3日に特別入試を構えています。また、複数の中学校に合格され、進学先を検討されておられる方もいらっしゃるかと思いますので、新1年生の人数はまだ確定しませんが、明日21日(土)に予定している「第1回新入生登校・制服採寸」をもって、ほぼ見通せるのではないでしょうか。昨年の入学者数を上回るのではないかと期待しています。

 1,2年生の皆さん、自分の中学受験の頃を思い出してみてください。コロナ禍の中ではありましたが、夢と希望と決意を持って浪速中学校の正門をくぐったはずです。もう一度あの頃の気持ちに戻って残りの1年、2年を過ごしてください。

 3年生の皆さん、いよいよ高校入試まで3週間となりました。インフルエンザやコロナのために、せっかくの学習リズムが中断してしまうことのないよう、健康管理に注意してがんばってください。

2年生より3年生へ「卒業までの日めくりカレンダー」贈呈

 本日表彰しました「住吉区 SDGs川柳コンクール」入賞作品を紹介します。SDGsを他人事ではなく自分のこととして考えるきっかけとして住吉区役所が主催し、今年が第2回目となります。

◎最優秀賞

  『普通とは 十人十色 違うもの』 S.Hさん

◎優秀賞

  『クラゲかな 近くで見ると レジ袋』 H.Kさん

  『リサイクル 未来と世界 変えていく』 Y.Nさん

  『食べ残し それでもほしい ひとがいる』 K.Mさん

  『当たり前 いつも食べてる そうじゃない』 H.Oさん

  『少しだけ そうしてできた ゴミの島』 K.Sさん

  『ぼくたちを 国や人種で わけないで』 A.Sさん

  『作りすぎ のちに後悔 無駄なもの』 Y.Nさん


2023年1月7日土曜日

3学期始業式、新春百人一首かるた大会

  皆さん、明けましておめでとうございます。17日間の冬休みを終え、本日より令和4年度の第3学期が始まります。3学期は短いですが、学年の締めくくりとなる重要な学期です。一日一日を大切に過ごしてください。

 コロナの感染者数が急激に増加しており、大阪モデルも赤信号が点灯しています。行動の制限が無いからといって、油断すること無く感染予防に留意して楽しい学校生活を送ってください。


 さて、一年の計は元旦にあり。と言いますが計とは何でしょうか。そうです、計画の計です。年の初めにその一年のことをじっくり考える。昨年達成できなかった目標を見直し、新たな計画を立てるのによい機会で、新年は自分を変える節目、言いかえると新年は自分を変えるチャンスであると言えます。

 皆さん、竹を思い起こしてください。竹にも節目があって、あの長い竹が折れないのは、その節が伸び縮みして、竹全体が、しなやかにたわむからなのです。人間も同じです。節のある人間は強い。簡単に折れない。新しいことを始める時はエネルギーが必要で、苦労、努力が伴うものですが、それが皆さんの人生の節になるのです。人間、努力を経験することで節が生まれ強くなっていくのです。

 パナソニックの創業者、松下幸之助の言葉を紹介します。

『 竹に節がなければズンベラボーで、とりとめがなくて風雪に耐えるあの強さも生まれてこないであろう。竹にはやはり節がいるのである。同時に、流れる歳月にもやはり節がいる。ともすれば、とりとめもなく過ぎて行きがちな日々である。せめて年に一回は、節を作って身辺を整理し、長い人生に耐える力を養いたい。そういう意味で、お正月は意義深くておめでたくて心もあらたまる。』

 それぞれの新たな目標に向かって進んで行ってください。今年一年が、皆さんにとって素晴らしい年になるよう心から願っています。 



 始業式後は、本校恒例の「百人一首かるた大会」を実施しました。今年で13回目となります。

 百人一首という日本の伝統的遊戯を通じて和歌に触れ、古典に対する興味関心、理解を深めることを目的としています。和歌は須佐之男命が初めて詠んだとされることから、本校の建学の精神である神社神道との関係が深いと言われています。

 成績発表と表彰は次回の中学校朝礼時に行います。お楽しみに。