2022年7月26日火曜日

伊勢HR合宿 出発

  明日27日(水)、1年生は「伊勢ホームルーム合宿」に出発いたします。今年度は、感染予防対策を徹底したうえで1泊2日で実施いたします。引率教員も生徒130名に対し、看護師を含めて10名と手厚く配置しております。

 今年度は内容の充実、教育効果の観点から、時間的に余裕のある宿泊行事といたしました。特に、皇學館大学、渡邊毅教授による「道徳特別授業」は昨年度の二倍の時間を充てることができ、またその授業をフォローする作文指導やクラス単位でのホームルーム活動など、昨年は実施できなかった取り組みも実施いたします。渡邊教授が今までに実施された特別授業のテーマは「こうすれば君はもっと伸びる!」「志を立てると遺伝子がONになる」などなど、中学生が夢中になる内容です。今年も楽しみにしております。

 わずか二日間ですが、生徒たちは何かを感じ、何かをつかんでくれることと思います。教員との信頼関係、生徒間の人間関係も深まることと期待しております。

 尚、合宿中の様子を配信いたしますので、本校のHPもしくは下記のURL・QRコードからご覧になってください。

https://r4isehr.blogspot.com/





※出発日は登校前に忘れずに検温を実施してください。発熱がなくても、のどの痛みや咳、倦怠感など風邪症状のある場合は、無理をせず自宅休養としてください。


2022年7月20日水曜日

1学期 終業式

 早いもので今日で1学期が終わり、明日より夏期休暇に入ります。7月末まで全員参加の夏期講習や1年生は伊勢HR合宿などがあり、実際の夏期休暇は8月1日からと言えますが、今日は「けじめの日」。担任の先生からいただいた通知表にじっくり目を通し、各自の1学期を振り返りましょう。

神前奉告の儀

  先生からは皆さんにお礼があります。1学期に2回、6月と7月にオープンスクール(授業体験とクラブ体験)を開催しましたが、多くの生徒の皆さんに、補助員やクラブ員として様々な役割でお手伝いをお願いしました。結果は、参加された方々のアンケートには「生徒の皆さんの気持ちの良い挨拶に感動しました」「みなさんとても親切でした」「礼儀正しく気持ちよかった」などの感想が並んでいました。「生徒プレゼン」も大好評でしたよ。協力してくれて本当にありがとうございました。

「浪速生活の綱領」奉唱

 さて、私たちは皆、毎日変わらない生活リズムを持っています。これを「ルーティン」と言います。ルーティンは規則正しい生活習慣であり、大切なことでもありますが、毎日同じ日常生活を繰り返すだけでは、変化のない狭い範囲の中だけで生きていることになります。正解が一つに定まらない、先の予測が出来ないこれからのAI時代、今までの枠を越えた、新しいことに挑戦しようという気持ちが求められます。今までとは違う経験を積みかさねてこそ、創造的な発想が生まれると言われています。

前後左右距離を開けて着席

 そこで皆さん、今年の夏休みをどう過ごしますか。やってみたいことはありますか。夏休みというのは、日常のルーティンから解放されて、日頃できないことをするための機会と考えましょう。2学期始業式からまたルーティンに戻った時に備えて、エネルギーを蓄えるのです。一回り大きな自分になるのです。スマホは鞄に仕舞い、何でもやってみましょう。気になっていた本は全部読んでしまいましょう。

生徒会役員より浪速祭テーマ「天壌無窮」の発表

 芥川賞作家の井上靖さんは、次のように述べておられます。

『読書の楽しさを知ることと、知らないことでは、人間の一生がまるで違ったものになる。  お花畑を歩くのと、砂漠の中を歩くくらいの差違はある』

※図書館も30日までは一人5冊まで借りられます。読書マラソンも始まっています。

生徒生活指導部長先生より諸注意

 生徒生活指導部の先生からの諸注意と重複するかと思いますが、今日は校長から直接伝えたいのでよくきいてください。夏期休暇中の注意を5つ伝えます。

  1. コロナの感染が拡大しています。常に感染予防の意識を持ってください。
  2. 熱中症に注意。状況に応じてマスクは外すこと。
  3. 交通事故、水の事故など事件事故に巻き込まれないように。
  4. 薬物には絶対手を出してはいけません。
  5. 休暇中も新校舎工事は続きます。怪我のないように。

 それでは、8月25日(木)、2学期始業式、みんな元気に登校してください。


終業式の後はみんなで大掃除



2022年7月16日土曜日

“オープンスクール・クラブ体験” を開催しました。

  本日、令和5年度入試に向けての “オープンスクール第2弾・クラブ体験” を実施いたしました。文化部では神社神道を建学の礎とする本校ならではの「神楽部」「雅楽部」を始め「茶道部」「津軽三味線部」「化学部」「鉄道研究部」「パソコン部」、運動部はグラウンドで「野球部」と「サッカー部」、テニスコートでは「男女硬式テニス部」、体育館では「女子バスケットボール部」、武道館では「柔道部」「剣道部」「弓道部」、合計14クラブを小学校5,6年生の皆さんに体験していただきました。天候が気がかりでしたが、幸い「体験の時間帯」は雨に降られることもなく無事終えることができました。

雅楽部

神楽部

津軽三味線部

茶道部

 本校は文武両立をモットーとする学校です。学習は言うまでもなく、クラブ活動にも熱心に取り組む生徒が多く、8割以上の生徒が何かのクラブに入部しています。そして、その熱心な生徒たちを応援するのが「充実した施設・設備」と「専門の外部指導者」です。

 施設については、本日は校内施設だけをご使用頂きましたが、10月29日(土)に校外施設見学ツアーを実施いたします。ぜひともご参加ください。きっと驚かれることと思います。専門の外部指導者につきましては、野球部、ゴルフ部、茶道部、華道部など、17のクラブで導入しております。

パソコン部

化学部

鉄道研究部

 入試説明会につきましては、密集を避けるため体験クラブごとに分散してお集まりいただきましたので、各会場にリモート中継させていただきました。時間の関係で、端折ったご説明になりましたこと、この場をお借りして改めてお詫び申し上げます。

柔道部

剣道部

弓道部

女子バスケットボール部

 9月以降、プレテストを始め多くの入試関連行事を予定しております。ぜひともご参加いただき、本校の「文武両立」を実感していただければ幸いです。

軟式野球部

サッカー部

硬式テニス部

〈今後の入試関連行事〉

  •  9月 3日(土)14:00 ~ プレテスト対策講習会
  • 10月15日(土) 9:00 ~ 第1回プレテスト
  • 10月29日(土) 8:30 ~ 校外施設見学ツアー
  • 11月19日(土) 9:00 ~ 第2回プレテスト
  • 11月26日(土)14:00 ~ 受験対策勉強会


2022年7月7日木曜日

いじめ対策研修会

  教員対象の「いじめ防止対策校内研修会」を開催しました。今回も生徒生活指導部長Y先生を講師とし中身の濃い研修会になりました。中学校は所属教員30名で、高校に比べれば所帯は小さいですが、学年の枠を超え、いじめ問題に対する認識を共有するため、このような研修会は重要です。

いじめの認知件数は減っている。

 内容は「いじめの現状」と「ケーススタディ」の二点。「いじめの現状」では、コロナ禍による長期の休校等により、いじめの認知件数は減っているが、逆にSNSいじめは増加傾向にあるという報告がありました。「ケーススタディ」では、具体的な事例をグループで対応を討議し発表するという形式でしたが、幅広い視点から多くの意見が出されました。 

高校の先生方も参加されていました。

ケーススタディ

 まとめとしてY先生より『ちょっとしたもめ事を雑に終わらせてしまったり、確認をせず大丈夫だろうと決めつけていないか』『初期対応を丁寧にし、情報を共有しないと大きな問題に発展することがある』『良くない展開につながらないだろうか、という視点をもつことが大切』重要なポイントとして、以下の四点が示されました。

  • いつでもアンテナを張っておく。
  • 何かあれば「報告・連絡・相談」を。
  • 慌てず複数人で対応する。
  • 先入観なく、いじめられた生徒の立場に立つ。

グループ討議

 いじめ防止対策推進法では、教員が問題を一人で抱え込むことのないよう、学校が組織的に対応することを求めています。そのためにも、全教員がいじめに対する共通認識を持ち、全教員で全校生徒を見守るという姿勢が不可欠です。そのことが、早期発見・早期対応につながります。

 しかしながら、いじめ問題で最も重要なのは「未然防止」です。「いじめが起きにくい学校作り」が大切ですが、そのためにはまず「いじめが起きにくいクラス作り」です。道徳教育、人権教育をベースとし、生徒たちへの暖かい声掛けを通じて生徒たちに自尊感情を与え、いじめとは縁遠い、穏やかなクラス作りを目指していきたいと思います。


2022年7月1日金曜日

期末試験3日前

 期末試験3日前となりました。試験勉強は計画通り進んでいますか。先月の朝礼で話しましたが、文武両立に必要なのは「優先順位をつける力」です。今は勉強が優先順位1位になっているかチェックしてみてください。さて、新しい学習指導要領では「思考力・判断力・表現力」「アクティブラーニング」などが重要視されていますが、それらの基本となるのはやはり「知識・技能」です。覚えるべき基本的なことがらは、完全に定着するまで覚え込んでしまいましょう。その新しい知識が、今までに学んできたことと相まって、より深い思考力へと発展していきます。

本日は7月の一斉参拝

 とは言うものの、悲しいかな人は新しいことを覚えても、時間が経てば忘れてしまうもの。それを実験で確かめたのが、ドイツの心理学者エビングハウスです。中学生でも「エビングハウスの忘却曲線」は聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。この「忘却」という言葉で勘違いする人がいるようですが、人間の忘れ易さの実験ではなく「忘れたことをもう一度覚えるのには、早ければ早いほど最初より時間が少なく済む」ことを実験で確認したのです。「時間をおいて何度も覚えれば忘れにくくなる」のです。すなわち『復習』が効果的ということなのです。自分も特に社会科の学習では、何度も何度も「忘れては覚える」を繰り返していたように思います。

中高のクラス代表が神社前に整列

 さて、その社会科ですが、「地理」が今年度より高校の必修科目になりました。地図の活用法や地球全体の課題はもちろん、近年相次いでいる集中豪雨などの災害に備え、その発生原理を学び、防災意識を高めることも地理必修化の狙いのようです。10代の皆さんが、しっかりとした基礎知識を身につけることで、防災や環境などを身近な問題として考えられるようになって欲しい。それが新しい時代に求められる思考力なのです。中学校での学びは、このような高校での学習、そして大学での研究の土台になるものです。思考を深めるためには、まずは基礎基本を理解し覚えることです。期末試験の社会科は6日(水)ですね。頑張ってください。


モニターで理事長学院長先生の講話を聴く生徒たち

 28日に、近畿地方にも梅雨明けが発表されました。平年より3週間も早い梅雨明けで、猛暑が予想されているだけに、水不足や熱中症が心配な夏になりそうです。期末試験が終わると多くのクラブが夏の大会に向け活動を活発化させてきます。高温、高湿度などリスクの高い場合は、マスクを外すなど熱中症対策を優先させましょう。