2021年1月28日木曜日

防犯教室を実施しました

  本日、全校生徒を対象とした「防犯教室」を実施しました。今回は、住吉警察署・生活安全課少年係の刑事さんに来校いただき、「様々な犯罪についての知識と理解。高校生に向けての意識付けと社会性について」というテーマで講演をお願いしました。

 道端に乗り捨ててある自転車に乗って帰ってしまうと「占有離脱物横領罪」という罪になる可能性があるなど、犯罪は誰でも犯してしまう可能性があることを教えていただきました。14歳(中学2年生)以上で罪を犯すと刑事罰が適用される可能性がある。つまり中学生は「悪ふざけでした」では済まされない責任ある年齢になっている(またはなりつつある)ということも学びました。



 また安心安全に暮らせるような町を作るためには、一定のルールが必要であるとともに、みんながやって良いことといけないことの区別をしっかりし、ルールを守ろうという姿勢を持つことが重要であると述べられました。

 生徒会副会長のお礼の言葉では、「未成年だからと言って犯罪に無関係なのではないことがよくわかりました」と、今日の講演を自分たちのこととして捉えることができていました。

 最後に「中学時代は人生の中で楽しい大切な3年間。犯罪を犯したりまた被害に遭うことがないように気を付けてください」とアドバイスを頂きました。

 緊急事態宣言下のため、Google Meetを利用しましたが、どの学年の生徒たちも真剣に受け止めていたようです。感想文をじっくり読んでみたいと思います。


2021年1月22日金曜日

はじめて学ぶ LGBT

  本校の人権教育は、部落差別問題、障がい者差別問題など幅広いテーマを取り上げ、また座学だけでなく「車椅子体験」「アイマスク体験」など様々な取り組みを実践しています。

 今学期は、10月の教員研修でもお世話になった、弁護士の仲岡しゅんさんをお招きし、「はじめて学ぶLGBT」というテーマで講演をお願いしました。仲岡さんは自らLGBTの“T”、すなわちトランスジェンダーであることを公表し、ジェンダーに関する多くの法律相談にも対応されています。また、関西大学の客員教授も務められ、毎日放送「ミント!」水曜日にもレギュラー出演されています。

 今回は感染予防対策として各教室でのGoogle Meetによるリモート講演会としましたが、講演開始前に仲岡さん自ら全教室を回り自己紹介してくださいましたので、生徒たちの緊張もかなりほぐれたようでした。 

生徒たちに自己紹介をされる仲岡さん

真剣に講演を聴く生徒たち

  講演では、人の性のあり方は揺らぐ傾向があり、LGBTにあてはまらないケースもあり、それらついて例を挙げて説明してくださいました。また、カミングアウトには相手に対する信頼があり、その信頼は絶対に裏切ってはならないと強調されていました。

熱心にメモを取る生徒

Google Meet

 最後は生徒会会長のお礼の言葉で締めくくりましたが、終了後、個別相談や質問を希望する生徒がかなりおりましたので、急遽別室を設定し対応していただきました。

生徒会長お礼の言葉

 講演を聴くことでLGBTを正しく理解し多様な性のあり方を知ることで、様々な価値観を尊重し、寛容な心を育てることができればと考えております。またLGBTの悩みは「14歳の壁」があり、一人で抱え込む傾向があるそうです。いじめなど深刻な問題に発展しないよう、教員も一層正しい理解に努め、この問題に対するセンサーの感度を高める必要があると感じました。


2021年1月18日月曜日

英検2級合格!

  快挙です! 本校3年生の末吉麻彩さんが英検2級に見事合格しました。英検2級は「準2級までしっかりつけてきた力を、実生活の様々な分野で応用できる力を身につけている級で、レベルは高校卒業程度」とされています(英検協会HPより)。高校卒業レベルの2級に中学3年2学期で合格は立派なことです。1月15日に本人の努力を称えて記念品の授与を行いました。末吉さんは「高校でも英語の学習に励み、さらに上の級を目指したい。将来は英語を生かせる職業に就きたい」と抱負を述べてくれました。

 本校では「ICT教育の推進」「道徳教育の充実」と並んで「英語教育を通じたグローバル教育」を教育の柱としています。通常の授業以外に次のような様々な取り組みを実践しています。

1.英語多読多聴講座

2.ネイティブ講師とのティームティーチング授業

3.オンライン英会話

4.英検全員受検

5.イングリッシュキャンプ

6.海外語学研修

7.留学生の受け入れ

 今年度はコロナ禍のため実施できなかった取り組みもあり、先行きも不透明ではありますが、本校自慢のICTを駆使して、例えば国内に居ながら擬似ホームステイ体験のできる「体験型・国内研修」なども積極的に取り入れていきたいと思います。そうすることで、中学校在学中に英検「準2級」「2級」を取得する生徒もどんどん増えてくると期待しています。 


2021年1月14日木曜日

緊急事態宣言 臨時全校朝礼

  昨日夕刻、大阪・京都・兵庫の2府1県及び愛知・岐阜・福岡・栃木の各県について「緊急事態宣言」が出され、そのことについて今朝の臨時全校朝礼にて理事長・学院長先生より詳しいお話がありました。

 重要なことは、『マスク』『換気』『検温』『消毒』『ソーシャルディスタンス』などの基本的な感染予防対策を今まで以上に徹底した上で、通常の学習活動を継続していくことです。体育など感染リスクの高い教科や校外学習等については内容を変更する可能性はありますが、基本的に学校は休校にはなりません。安心してください。

 一方、クラブ活動にはかなりの制限が課されています。練習試合や競技によっては公式試合までもが中止や延期になり、突然目標を失ってしまった生徒の皆さんの気持ちを思うと胸が痛くなります。ただ、活動は禁止ではありません。制限が加わったとしても、感染者を出さず、クラスターを発生させず、できる限り活動を継続できるように今回新たに示されたルールを守り、静かにしかし心は熱く次の大会に向け力を蓄えて欲しいと思います。春になると一斉に美しい花を咲かせる桜の木のように、冬の間に力を蓄えようではありませんか。

 緊急事態宣言の期間は2月7日(日)までです。宣言が延長されることのないよう、特に学校生活以外で不要不急の外出は控えること。一人ひとりが自覚を持って行動してください。皆さんならできるはずです。

 コロナ感染症のことなどで何か心配事のある生徒は、担任・副担任の先生やクラブ顧問の先生など話しやすい先生に相談してください。下記のような相談窓口もあります。決して一人で悩まないように。


2021年1月7日木曜日

新春拝賀始業式

 皆さん、明けましておめでとうございます。

 外出自粛が強く求められた年末年始でしたが、穏やかに過ごすことができたでしょうか。冬休み中、事故などの連絡も無く、本日無事に3学期始業式を迎えられたこと、大変うれしく思います。今まではあるのが当たり前で、特に意識もしなかった学校行事が、この1年間コロナ禍に襲われてからは、実施できることに安堵感と大きな喜びを感じるようになりました。

新春拝賀式を上空より

 さて、今年は丑年。丑というのは元々は動物の牛ではなく、植物の種子の中で新芽をなかなか出すことができない我慢の状態、そして間もなく芽を出す前触れの状態を表しているとも言われています。今年は「東京オリンピック・パラリンピック」の年でもあります。東京都などに緊急事態宣言が発出されるなど、コロナの第3波は依然として厳しい状況が続いていますが、そのような中にあっても、新しい何かが始まるような、明るい話題の多い一年になって欲しいと思います。

 ただ、3学期は「1月は行く」「2月は逃げる」「3月は去る」と言って、あっという間に過ぎてしまうと言われています。そうならないためにも、目標そしてその先にある目的をしっかり持って、一日一日を大切に丁寧に過ごしてください。

御神楽奉納「尚学の舞」

雅楽部による尚学の舞の奏楽

 3年生は高校生になる準備段階もいよいよカウントダウンに入ります。高校入試は2月10日です。

 2年生はまもなく最上級生ですね。勉学に励むことは言うまでもありませんが、クラブ活動や学校行事でも学校全体のリーダーになって欲しいと思います。

 1年生は早いもので“先輩”になるのです。今月23日には4月に入学してくる新入生たちが登校し入学準備を始めます。頼られる先輩になってください。

代表生徒以外の生徒たちは教室にて

リモートにて学院長先生の式辞に耳を傾ける生徒たち

 3学期は皆さんにとって1年間の学校生活の総まとめであるとともに、新しい年度に向けての「助走期間」でもあります。皆さんの成長を楽しみにしています。

 最後に、感染予防対策は今まで通り、いや今まで以上に徹底してください。マスク・手洗い・消毒・ソーシャルディスタンス・大声は出さない。本日、理事長・学院長先生から戴いた「お年玉」のアルコールジェルもどんどん使いなさい。自分の命を大切に、そして周りの人たちの命も大切に、しっかりとした行動を取ってください。