2022年9月17日土曜日

令和4年度 秋季例祭 、浪速祭準備

  本日、令和4年度の学院神社・秋季例祭を催行いたしました。ご来賓もお招きし理事長学院長以下、全校生徒全教職員にて、本校に関わる人々の健康と安全、例祭後に引き続き行われる浪速祭の盛大と無事故、さらには進学を目前にした3年生それぞれの目標が叶えられることを祈願し、厳かな雰囲気の中、拝礼いたしました。



 今年の浪速祭の実施についても、コロナウイルス感染拡大防止の観点から慎重に検討いたしましたが、保護者様や外部の皆様にご来校いただく従来通りの形は難しいと判断いたしました。中学校では浪速祭のメインイベント「合唱コンクール」が3年連続で中止となり、生徒たちには残念な思いをさせています。ただ、浪速祭自体は中止ではありません。内容の見直しは余儀なくされましたが、浪速祭の伝統は継続されています。「今を一生懸命生きる」ことができた実感を、クラス、クラブ全員で共有してほしいと思います。






 今年の浪速祭は検討の結果、以下の通りとなりました。

  • 高校浪速祭 17日(土) 10:00~12:40 動画作成及びフォトコンテスト
  • 中学浪速祭 20日(火)  8:40~12:40 作品教室展示・高校動画鑑賞






   中学生は秋季例祭の後、教室展示の仕上げに入っています。今年は「世界の国々」をメインテーマとし、どのクラスの生徒も色々なアイデアを出し合い、個性豊かな展示創りに取り組んでいます。どのクラスが第1位を勝ち取るか楽しみです。生徒の皆さん、無我夢中で取り組んだものは、時が経っても自分自身の一部になっています。今この時を大切にしましょう。熱中体験は尊いものです。

 中学校保護者の皆様には、classiにて配信させていただきます。


2022年9月13日火曜日

9月の中学校朝礼 ~ノミの話~

   コロナ感染者数は減少傾向にあるようですが、まだまだ高い水準で推移していますので油断しないようにしてください。

 さて、まもなく浪速祭が開催されます。体育大会も先日「団分け」があり、約1ヵ月後に迫ってきましたね。浪速祭は教室内ですので、残念ですが今年も保護者様のご来校は控えていただくこととしましたが、体育大会は3年ぶりに保護者様にも観戦していただく予定です。クラス、各団協力し合って思い出に残る行事にしてください。

第2学期 学級委員長認証

 以前「働きアリの法則を打ち破れ」という話をしましたが覚えていますか。集団というものは常に、頑張る者が2割・普通の者が6割・サボる者が2割という2:6:2の割合になるらしいのですが、この割合を少しでも10:0:0に近づけるよう、各自が意識して取り組んでほしいものです。

書道部

 さて、今日は「ノミ」の話。犬や猫に寄生する1㎜~数㎜程度の小さな虫ですが、自分の大きさの150倍ものジャンプができるそうです。羽はありませんが、後ろ脚が発達しており2㎜のノミなら150倍の30㎝くらいジャンプできます。

器械体操部 全中 男子団体総合 第6位

 そのノミにコップをかぶせるとどうなるか。もちろん、ジャンプしてもコップの底にぶつかりますので、コップの高さまでしか跳べません。そしてしばらくしてからコップを外してみると、何とそのノミは、もうコップの高さまでしか跳べなくなってしまっているのです。「自分はここまでしか跳べない」と限界を決めて諦めてしまい、高く跳ぼうとしなくなるのです。

 それでは、このノミをもう一度高く跳ばせるにはどうすればよいか。それは、もう1匹、高く跳べるノミと一緒にさせるのだそうです。高くジャンプする仲間のノミを見ることで自分を取り戻し、また跳べるようになるそうです。

空手道部 全中 男子団体組手 優勝

 皆さんはこの話から何を学びますか。

 1.やればできるのに無理だと思い込んで、自分で限界を決めると、本当にできなくなってしまう。2.立ち直りには、頑張っている仲間の存在が大きい。このような教訓が得られるのではないでしょうか。

男子テニス部

 さて、このノミの話、もう少しだけ続きがあります。跳べなくなったノミの中には、ジャンプする仲間のノミを見ても何の刺激も受けず、跳ぼうとしないノミがいるというのです。

女子テニス部 全中 女子団体 第3位

 失敗してもそこから何かを学び、時には仲間の力も借りながら再び挑戦し始めるか。それとも、無気力で自ら壁を作り何も始めようとしないか。どちらの生き方を選ぶかは、皆さん自身です。

 スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋、学力が最も伸びるのも秋だと言われています。皆さんには、自分の能力を信じ、諦めず努力を続け、勉強、学校行事、そしてクラブ活動において大きくジャンプしてくれることを願っています。


2022年9月2日金曜日

避難訓練実施 ~大阪880万人訓練~

  11回目となる大阪880万人訓練に合わせて、避難訓練を実施しました。


13:30地震発生、13:33大津波警報の発表という想定です。

 今年の全校生徒避難完了までの所要時間は7分11秒。前回に比べ若干遅かったですが、クラス数・生徒数が大きく増加していることを考慮すると、まずまずの避難行動であったと思います。どの生徒も私語を慎み、点呼もテキパキしており、とても良かったと思います。

 日本は、地形や気候などの自然条件から、豪雨、豪雪、地震、崖崩れなどが発生しやすい国土で、先月東北地方を襲った豪雨や、昨年7月の熱海市の土石流が記憶に新しいところです。

 被害をできる限り軽減させるためには、災害に対する備えが大切です。避難訓練は非常に大切な備えであり、最重要な学校行事の一つです。

 人間の行動には、本能による行動と、学習による行動がありますが、避難訓練は、学習による行動に大きく関係し、万一の時に慌てず最適な行動が取れるように経験、即ち学習しておくのです。回数は多くなくとも、訓練には真剣に取り組むことが大切です。

 皆さんは、今日の避難訓練をきっかけとして、ぜひ家族で「防災」について話をしてほしいと思います。万一災害で家族が離ればなれになった時の連絡方法や避難場所。家庭の非常備蓄品(防災グッズ)は準備できているでしょうか。家族の中にアレルギーを持つ人はいませんか。非常食をチェックしてみましょう。ペットの避難は考えていますか。などなど、身近な話題から始めて防災に対する意識を少しずつでも高めていってほしいと思います。

「備えあれば憂いなし(準備しておけば心配ない)」という言葉がありますが、「油断大敵」も心しておきましょう。