2022年9月2日金曜日

避難訓練実施 ~大阪880万人訓練~

  11回目となる大阪880万人訓練に合わせて、避難訓練を実施しました。


13:30地震発生、13:33大津波警報の発表という想定です。

 今年の全校生徒避難完了までの所要時間は7分11秒。前回に比べ若干遅かったですが、クラス数・生徒数が大きく増加していることを考慮すると、まずまずの避難行動であったと思います。どの生徒も私語を慎み、点呼もテキパキしており、とても良かったと思います。

 日本は、地形や気候などの自然条件から、豪雨、豪雪、地震、崖崩れなどが発生しやすい国土で、先月東北地方を襲った豪雨や、昨年7月の熱海市の土石流が記憶に新しいところです。

 被害をできる限り軽減させるためには、災害に対する備えが大切です。避難訓練は非常に大切な備えであり、最重要な学校行事の一つです。

 人間の行動には、本能による行動と、学習による行動がありますが、避難訓練は、学習による行動に大きく関係し、万一の時に慌てず最適な行動が取れるように経験、即ち学習しておくのです。回数は多くなくとも、訓練には真剣に取り組むことが大切です。

 皆さんは、今日の避難訓練をきっかけとして、ぜひ家族で「防災」について話をしてほしいと思います。万一災害で家族が離ればなれになった時の連絡方法や避難場所。家庭の非常備蓄品(防災グッズ)は準備できているでしょうか。家族の中にアレルギーを持つ人はいませんか。非常食をチェックしてみましょう。ペットの避難は考えていますか。などなど、身近な話題から始めて防災に対する意識を少しずつでも高めていってほしいと思います。

「備えあれば憂いなし(準備しておけば心配ない)」という言葉がありますが、「油断大敵」も心しておきましょう。