2021年12月20日月曜日

2学期 終業式

校長式辞 要旨

 8月26日、大阪コロナ感染者数2,800人余りという過去最多に迫る人数を記録して始まった2学期でしたが、幸いにも本校では一度も学級閉鎖や臨時休校措置を取ることもなく、本日このように無事に終業式を迎えられたことを本当にうれしく思います。日頃から生徒の皆さん、そして保護者の皆様の感染症に対する心構えがしっかりできていたからに他なりません。年末年始も気を緩めず、感染予防を徹底していきましょう。

生徒会長と自治会長が代表となり神前奉告の儀

今年度初めて全校生徒が神社前に整列

 明日から4日間の冬期講習があり全員登校日が続きますが、各学期の終業式は学校生活における節目の日。この4ヵ月間の振り返りを忘れず、反省すべき点は反省し、3学期すなわち次の学年の “0学期” に備えてほしいと思います。

理事長・学院長先生の講話の後、中学生は体育館へ

 さて、皆さんには何度となく「目標の先に夢を持つ。志を抱く」ということを伝えてきましたが、もう少し具体的に言うと「自分の進路について考える」ということがあります。3年生の皆さん、「高校入試で良い成績を収める」というのは間近にある目標のひとつかと思いますが、その先の世界はどこまで描けるようになりましたか。

 1,2年生の皆さんも同じです。今のうちから自分の進路について考えるのです。答えが出ない人がほとんどだと思いますが、そうだからといって考えるのを止めてしまっては逃げているのと同じで成長は望めません。1年生の時は「テストで良い点を取る」という目標どまりだった生徒でも、考え続けておれば、卒業の頃には「○○大学の○○学部に進み○○を勉強し、将来は○○になりたい」というところまで成長するでしょう。人間は他人のこと、他人の夢が気になるもの。しかしながら、夢や志については他人のそれと比較するのはあまり意味がありません。比べるのは過去の自分です。自分の進路についてどれだけ語れるようになっているか。もし今の自分が1年前と何も変わっていないとしたら、相変わらず夢を追うことから逃げているのだとしたら、それは甘えているだけだと思います。

生徒生活部長先生より諸注意

進路教務部長先生より諸注意

 夢を持てば、毎日の勉強や厳しい練習に対しても不平不満が出てこなくなります。夢に向かって歩んでいることを実感できるからです。短い冬休みですが時間はたっぷりあります。ゲームに費やす時間を少しでも「自分の将来を考える時間」に振り替えてみましょう。

吹奏楽部 Popular Stage Contest 全国大会優秀賞

書道部 伊勢神宮奉納書道展 入選

「税についての作文」住吉納税協会 女性部会長賞

 コロナ感染者数はかなり下火になっていますが、オミクロン株という新しい変異種がジワジワと迫っています。全校生徒の皆さんが、感染防止・健康管理に気を付け、令和3年を無事に終え、令和4年が素晴らしい年になることを祈ります。

 それでは元気に1月7日「新春拝賀始業式」で会いましょう。