2022年6月16日木曜日

6月の中学校朝礼

   中学1年生の入部もほぼ確定し、どのクラブにも「新戦力」が加わりました。放課後、グラウンドや体育館、武道館などで元気にそして楽しそうに練習している姿を見ると、とてもほほえましく感じます。

 全校生徒の入部率は82%、1年生の入部率は81%で、ほぼ例年並みですが、中1男子77%に対し、女子88%と男女で大きな差が出ました。部員数の1位は空手道部の41名、2位以下にテニス部39名、弓道部28名、4位に文化部のパソコン部26名と続きます。さて、部員数に順位を付けて発表しましたが、部員数は多ければ多いほど良い、という訳ではありません。部員数名でもコツコツと活動しているクラブもあります。自分たちの活動に誇りを持って続けてほしいと思います。

 さて、ここで注意してほしいのは、上級生は1年生を1日も早く主力にという思いから、無理な練習を強制しないようにしてください。3か月前はまだ小学生だったのです。自分たちとは体力が違うということを忘れないように。先月、大阪市内の女子校で多くの生徒が熱中症で救急搬送されるということがありましたが、特に時期的に熱中症には要注意です。人との距離が十分に取れない時は、マスクを着けるべきですが、気温や湿度など状況によっては、マスクを外し熱中症予防への対応を優先する場合もあります。

 もう一つ注意してほしいことは「勉強との両立」です。文武両立を成し遂げているいる生徒は、タイムマネジメント(時間管理)能力、つまり優先順位をつける力に長けています。3年生最後の大会前はクラブに集中する、引退したら受験勉強に集中する。普段は少ない勉強時間を有効に使い、試験前は徹底的に勉強に専念する。このように、切り替える力と集中する力が必要です。時間管理がきちんとできるようになれば、クラブ活動と勉強という一見相反する活動が、逆に相乗効果を生み皆さんの成長につながるのです。よいリズム、よい循環に乗ることが大切です。

 さて、明後日18日(土)午後2時より、令和5年度入試に向けての“オープンスクール(授業体験)”を実施しますが、40名以上の在校生がスタッフ(補助員)としてお手伝いしてくれるとのこと。いつも学校行事に協力してくれてありがとう。優しい笑顔で丁寧に対応してあげてください。皆さんの頑張りを頼りにしています。