2020年8月28日金曜日

AED講習会

 本日、(株)プロフェッショナルトレーナーズチームの春日眞吾氏を講師にお招きし、「AED講習会」を開催しました。この講習会は学校とPTA保健衛生委員会の共催で毎年実施しており、生徒・教職員だけでなく保護者の皆さまにもご参加いただいております。今年は、密集を避けるため5会場に分散してのリモート講習会としました。

 AEDの使用については、2004年に医療従事者以外にも使用が認められるようになってからは町中至る所で見かけるようになり、全国全ての学校でも設置されるようになりました。
 本校でも、校内だけでも職員室、体育館、武道館など6カ所に設置しています。しかしながら、全国の学校にて発生した事故において、AEDの装着や心肺蘇生が必要であったにもかかわらず実行されなかった事例が報告されるなど、学校現場では救命活動が適切に行われていないことが懸念されています。


心臓が原因の事故が発生した場合、1分遅れるごとに救命率は7~10%減少し、救急車到着まで(平均8.7分)何もしなければ9%の者しか救命できないそうですが、心臓マッサージなどの心肺蘇生を行い更にAEDを使用することで、半数以上の救命が可能になるそうです。
リモート参加の中学生たちは「映像講習」のみで、実習を体験できなかったのが残念でしたが、メモを取る生徒もおり、皆真剣に見入っておりました。

 万一の場合に教職員が連携して落ち着いて適切な行動が取れるようになるため、また今後社会に出て実際に応急手当を自ら行う可能性のある中学生・高校生のため、このような講習は極めて重要なものと位置付けています。