2020年8月5日水曜日

1学期終業式

 6月15日の学校全面再開から50日、本日無事に1学期終業式を迎えることができました。全校生徒揃って式に臨むことができたので「無事に」という表現を使いましたが、この1学期は、「入学式・始業式の中止」に始まり、「学校休業」「オンライン授業」「分散登校」「学校行事の延期・中止」など誰もが予想しなかった厳しい試練に直面することとなりました。
体育館にて終業式
生徒会役員より浪速祭テーマの発表

 思い返せば昨年末、中国で原因不明の肺炎が流行しているというニュースが報道されていましたが、関心を寄せる人は少なかったように思います。その原因ウィルスが瞬く間に世界中に広がり、多くの犠牲者を出す事態となってしまいました。あらためて感染症の恐ろしさを知った人も多いと思います。

通知表は自分を写す鏡のようなもの
                                                                                                             
明日から夏休みとなりますが油断は禁物です。他人事ではありません。自分のこととして、くれぐれも感染予防の意識だけは持ち続けてください。不要不急の外出を自粛するだけでかなりの予防になります。

大掃除(終了後は入念に手洗い)
 
コロナだけではありません。言い古された感もありますが、夏は誘惑が多い時期でもあります。事件・事故に巻き込まれないよう、自分の身は自分で守るようにしてください。万一の時は、必ず学校に連絡してください。  
クラス写真の撮影も行いました
 
さて、注意ばかりになってしまいましたが、夏休みは新たな事に挑戦するチャンスでもあります。外出自粛が叫ばれる中、例年に比べ期間も若干短く、やや窮屈な夏休みとなりそうですが、自由に使える時間はたっぷりあるはずです。日々の学習以外で、小さなことで良いので「普段とは違う何か新しい事」を試みてほしいと思います。 
 実は、この「新しい事」というのが重要で、古くから日本人は、何か特別な日を「ハレの日」、普段通りの日を「ケの日」と呼び、日常(ケ)と非日常(ハレ)を使い分けていたそうです。ハレの日には、普段できないことをして、新たな自分を発見し、頭と身体をリフレッシュし英気を養っていたのです。明日からの夏休みは皆さんにとってまさに「ハレの日」です。感染予防に細心の注意を払いつつ、実り多い夏休みとなることを願います。
 それでは、8月25日、2学期始業式。全員元気に登校してくださいね。