本校では生徒による授業アンケートを実施しています。全教員の授業を、その先生の授業を受けている全生徒が「評価」するのです。結果はすべて教員にフィードバックされ、一人一人の教員が自分の授業を振り返り、今後の授業の質的向上につなげていくのが目的です。
日々の授業が生徒にどう評価されるのか気になるところではありますが、アンケートから気づかされることもあり、教員にとっても貴重な機会です。生徒のアンケートをもとに授業が改善されることで、生徒・教員間のコミュニケーションが図られ、信頼関係も深まっています。
中学校で授業をしている全教員を対象に実施しますので、以前は集計作業に数日かかっていましたが、ICTを導入してからは瞬時に終わりますので、教員側も結果にやきもきすることもなくなったようです。
授業の進度について |
アンケートは「授業レベル」「授業進度」「板書」「説明」「電子黒板の活用」「Chromebookの活用」の6項目に分かれ“ICTの活用”にもチェックが入っています。それぞれの項目の評価は5段階ですが、単純な1~5ではなく、例えば「授業レベル」では、
1.レベルが高く満足だ。
2.レベルが高すぎて付いていけない。
3.理解しやすくレベルもちょうど良い。
4.理解しやすいがレベルは少し低い。
5.易しすぎて退屈だ。
のように具体的な評価から一番近いものを選びます。教員側も自分の授業をより客観的に見つめる材料となります。
尚、今年はコロナ禍のため実施できていませんが、授業参観の機会を利用して、保護者の皆様による授業評価も実施しております。
今後、デジタル教科書、アダプティブラーニングなど更にICT化が進むにつれ、アンケート項目も検討を加えなければなりません。「板書」という項目は無くなってしまうかもしれませんね。