2021年5月26日水曜日

全国学力・学習状況調査

 高校より1日早く中間試験が終了しました。通常ならば本日よりクラブ活動が再開され、学校全体に活気が戻るところですが、緊急事態宣言により「クラブ活動原則休止」措置が取られていますので、生徒たちは静かに下校です。また昨日、大阪府は緊急事態宣言の延長を国に要請しましたので、恐らく今週中には延長の判断が下されることになります。

試験終了後、夏服の受け渡し(1年生)

 クラブ活動が休止となって2ヶ月目に入っています。何とか短時間でも練習を認めてもらえないかという顧問先生方の声も届いています。7月末にコンクールを控えた吹奏楽部員たちのストレスも相当なものと想像できます。どのクラブも、焦らず宣言が解除される日に備え、今できることに取り組んでください。

文科省ホームページより

 さて、中間試験は終わりましたが、3年生は明日も重要な試験があります。文科省の「全国学力・学習状況調査」を実施します。昨年はコロナ禍で中止となりましたが、今年は約1ヵ月遅れでの実施となりました。この調査は平成19年に実施が始まり、全国的な生徒の学力や学習状況を把握し、今後の指導や学習状況の改善に役立てることを目的として実施されています。大阪ではかつてこの調査の中学校成績を高校入試の内申点に反映させるなど、物議を醸したこともありました。調査対象は中3と小6で、国公立は全校、私立は半数程度が参加しています。当初は国語と数学だけでしたが、平成24年より理科が、令和元年より英語が加わりました(理科と英語は3年毎に実施)。

 調査名称の通り、学力だけでなく、生徒自身については「学習意欲・学習環境・日常生活」、学校に対しては「指導方法・教育条件」など学習状況についての調査も実施されます。

 これらの調査結果を分析し、例えば「補習」を実施したり、またご家庭での学習習慣改善のため保護者の皆様への働きかけを行うなど具体的な動きにつなげて行きたいと思います。