2020年6月18日木曜日

ネットトラブル防止教室

 本日の1年生HRは「ネットトラブル防止教室」を実施しました。
 近年、生徒たちを取り巻くインターネット環境は急速に変化しています。このことは、小学校高学年時28%であったスマートフォンの所持率が、中学生では68%に跳ね上がることからも容易に想像できます。使い方を誤ると、生徒の生活習慣に悪影響を与えることは言うまでもなく、危険な目に遭ったり、知らないうちに加害者になっていることもあります。
 生徒たちがネット社会を生きていかなければならないことは避けられないことですので、生徒たちをネットの危険から守り、安心してネット社会を生きていけるように、まずはネットの危険性を理解してもらうことを目的に実施しています。例年、入学後の早い時期に実施していたのですが、今年はコロナ禍のため、大幅に遅れてしまいました。

 最近は「いじめ」の多くがネット絡みであるように、ネットトラブルは生徒たちにとって極めて身近なテーマでしたので、どのクラスの生徒たちも真剣に聞き入っていました。
 ネットの危険から生徒たちを守るためには、保護者の皆さまのご協力も欠かせません。フィルタリングの設定を見直したり、家族のルールを決めるなど、日頃からお子様のネット利用に「関心」を持っていただきたいと思います。
 また、保護者様からいただいた一本のお電話が、トラブルを未然に防いだ、という例が過去に何件もあります。些細なことでも構いませんので、気になることがありましたら学校にご相談ください。


◇本日のテーマ◇
 1.大人になっても失敗しないネットとの付き合い方
 2.ネット絡みのトラブルあれこれ
 3.ネット利用と依存症、健康被害
 4.ネット利用による犯罪被害と加害
 5.トラブル予防と対策 基本10箇条
  (1)ネットは公共の場、法律、ルール、マナー
  (2)ネット利用は常に警戒心を持って
  (3)メッセージは読み手の想像力も大切
  (4)ネットに掲載された情報は消えない
  (5)ネット情報の信憑性を疑え
  (6)ネット利用は自己責任
  (7)ネット投稿の冗談は冗談ですまされない
  (8)メッセージは冷静に読む
  (9)本当に無料で利用できるものはない
  (10)危険を嗅ぎ取る嗅覚を磨け