2020年9月16日水曜日

新入生オリエンテーション多聞

 4月10日に実施を予定していた「新入生オリエンテーション」を、多聞尚学館にてようやく実施することができました。
 多聞尚学館は平成21年に、当時廃校となっていた千早赤阪村立多聞小学校を購入し、全面改装を加えた施設で、浪速高等学校・中学校生徒の校外宿泊学習施設として毎週末を中心に、1泊2日または2泊3日にて利用しています。高校生は、夏期休暇中には5~7泊程度の学習合宿も実施しています。特定教科の一単元集中合宿に参加し、苦手を克服したり、大きく成績を伸ばした生徒がたくさんいます。
  
   また、静かで自然豊かな環境の中、学習面だけでなく、クラスメートと寝食を共にすることで友情を深め、団体行動における自分の役割を学ぶという効果もあります。
    今年は残念ながらコロナ禍のため中高とも全ての合宿をストップさせており、中学校では、6月に予定していた中1の多聞授業参観が中止になり、また外部模試対策合宿やイングリッシュキャンプも、多聞から学校実施に変更いたしました。

  多聞尚学館は本校の学習指導と深く関係する施設であり、コロナ感染が収束に向かえば利用する機会もまた多くなりますので、できるだけ早い時期に1年生に多聞を体験させ、多聞尚学館の歴史や集団行動のルールなどを指導しておきたいと考え今回の実施となりました。
 今回のオリエンテーションも当初は4クラスを1日で実施する予定でしたが、密集を回避するため、2クラスずつ2日間とし、大型バスも1クラス2台準備いたしました。
 多聞に到着した生徒たちからは「思っていたより大きくて立派」「とてもきれい」「泊まってみたい。楽しそう」などの声があがっておりました。

 また、理事長・学院長先生が「作物の栽培を通して人間教育を」というお考えのもと、中学生のためだけに設置してくださった「多聞果樹園・農園」「多聞楽舎」の見学もいたしました。今回は収穫時期ではなかったのが残念ですが、次回は野菜・果実などの収穫もぜひ体験させたいと思います。