2021年4月5日月曜日

令和3年度 入学式

  まん延防止等重点措置が適用されるなど、感染拡大が懸念される中ではありましたが、本日、136名の希望にもえる新入生を迎え入学式が挙行できましたことは誠に喜ばしいことであり、新入生の皆さん、保護者の皆様、ご家族の皆様に心よりお祝い申し上げます。皆様は数ある私立中学校・公立中学校の中から本校をお選び頂き、大切なお子様をお預けくださいました。これから始まる中学校生活に対する不安もおありかと思いますが、教職員一同、情熱と愛情を持って全力で応援して参ります。責任を持って面倒を見させて頂きますのでどうかご安心ください。


 本日の入学式は、感染防止対策として、式場(体育館)内では生徒間の距離を十分に取っております。さらに密集を避けるため各ご家庭保護者様の参列は1名に限らせて頂き、式場ではなく教室でのリモート参列とさせて頂きました。お子様、お孫様の晴れ姿を心待ちにしておられたご家族の皆様には申し訳なく思いますが、ご理解を賜りますようお願いいたします。また、神前奉告からホームルーム終了まで約3時間にわたりましたので、かなりお疲れのご様子も伺えました。重ねてお詫び申し上げます。



 新入生のみなさん、あらためて入学おめでとう。中学校時代は長い人生の中で成長が最も著しい時期だと言われています。これから皆さんがどんな成長を見せてくれるか楽しみでなりません。本校のモットーは「文武両立」。学習でけでなくスポーツや文化活動を通して人間としての成長を期待しています。困ったことがあれば一人で悩まず何でも相談してください。先生方は必ず皆さんをサポートしてくれます。




 さて、新入生の皆さんには、今日は次のことを伝えたいと思います。それは「多様性を尊重する」ということです。グローバル化がどんどん進み、自分たちとは異なる文化を持った人たちが皆さんのそばにいるということが当たり前になってきますが、その時にその人たちと争うのではなく、お互いに「違い」を認め合い学び合うことが大切なのです。

 もっと身近な例で言うと、学校やクラスの中にも価値観(大切にしているもの)が違う生徒は必ずいます。人によっては何かの障がいを持っていたり、また抜群に一芸に秀でている生徒もいるかもしれません。その生徒を「自分と違う」という理由で排除するのではなく、違いを受け止め共に生きることが大切なのです。他人の価値観も尊重してあげてください。そして他人の喜びも自分の喜びと感じるように、「良かったね!」と声をかけてあげてください。きっとすばらしい友人に巡り合うことでしょう。

 さあ、義務教育最終章3年間のスタートです。一日一日を大切に、楽しく充実した毎日を送ってほしいと願います。