2021年7月13日火曜日

AED講習会を開催しました

  学校とPTA保健衛生委員会の共催による「AED講習会」を実施しました。感染予防対策として密集を避けるため、今年は体育館を会場としました。講師は(株)プロフェッショナルトレーナーズチームの春日眞吾氏で、本校がAED講習会を実施し始めた当初より毎年お願いしております。熱中症、救命連鎖とAEDについての講義と、心肺蘇生法とAEDの使用方法の実技演習、合わせて約100分の講習会となりました。

 AEDの使用については、2004年に医療関係者以外(一般市民)にも使用が認められ、学校や公共施設にも設置されるようになり、本校でも校外施設設置分を含め現在9台設置しています。

  心室細動など突然の心臓疾患が起こった時にできることは、①119番通報 ②心臓マッサージ ③AEDの使用ですが、救急車の到着には平均で約8.7分かかり、それを待っているだけでは1分毎に7~10%ずつ命が助かる確率が下がっていきます。しかし心臓マッサージとAEDの使用によって半数以上の人を救えるようになるそうです。

 教職員だけでなく生徒も自分がAEDを使用する場面に遭遇する可能性があり、落ち着いて適切な対応ができるためにこのような講習会を定期的に開催することは非常に重要です。また、AEDや心肺蘇生の正しい知識と意識を持つことは、生徒たちが命の大切さを学ぶきっかけとなります。コロナ禍の中、全校生徒の参加というわけにはいきませんでしたが、参加したクラブ代表生徒から「命を大切にする輪」が広がっていくことを願います。

 最後になりましたが、ご多忙の中をご参加くださいましたPTAの皆様、ありがとうございました。