2021年11月4日木曜日

2学期 期末試験

  本日より2学期期末試験がスタートしました。2学期前半は学校行事が多く、十分な授業日数を確保できないまま定期試験を実施するのは適当ではないと判断し、数年前より2学期は中間試験は行わず、11月の前半に期末試験を実施しています。7月以来の定期試験ですので、範囲も広く科目数も多いので生徒の皆さんは大変だと思いますが、頑張ってきた成果を十分発揮してくれることを期待しています。ノートも期日を守って提出しましょう。

 さて、思考力・判断力・表現力を身につけるといっても、その元になるのは充分な基礎知識です。これが欠けていると、思考も浅いものになってしまいます。物事の判断を誤ることもあるかもしれません。皆さん、努力の積み重ねは必ず身に付きます。何かに熱中するという体験は尊いものです。無我夢中で取り組んだものは、全てではなくとも、自分の一部になって生きています。特に中学校時代の学習は、その人の土台の部分に残っているように思います。



 次は先生方へ。試験が終わるとすぐに採点に取りかかることと思いますが、試験の結果は、先生方が自分の授業を振り返る機会として捉えて欲しいと思います。成績の悪さを生徒のせいにしてはいけません。

 昭和の教育者で伝説の国語教師と呼ばれた大村はま先生は、「わかりましたか?」を自分の禁句とされていました。「はい」という答えを自分より立場の弱い生徒たちに期待しているようでは甘い。甘いからすぐに生徒のせいにして叱るのだと。生徒にとってはどの授業も再び繰り返すことのできない貴重な時間です。今後も授業研究を怠らないでください。

 「研究をしない先生は、先生ではないと思います」(大村はま)