2020年7月3日金曜日

多読・多聴講座

 今年度より朝の取り組み時間を利用して、英語の「多読・多聴講座」を実施しています。
 多読・多聴講座の目的は、「直読直解(英語で読んで、日本語を全く介さず英語で考える)」ができる英語力を付けるためですが、4技能の内の2つ「話す」と「書く」即ちアウトプットの能力は、残り2つの技能「読む」と「聴く」のインプット量で決まると言われています。言い換えれば、多読・多聴によって4技能すべての能力がアップするのです。

 本校のオンライン多読・多聴アプリは、自分の英語力に合わせてスタートするレベルを選ぶことができ、約3,000冊以上のコンテンツの中から、興味関心のあるタイトルを選ぶことができます。読み放題、聴き放題で、音声は速度を変えることもできますし、読書の場合、1分間に何語のスピードで読んだかもわかるようになっています。

 ただ、直読直解の域に達するのは容易なことではありません。一般的には、読んだ英文の単語数“100万語”が目標ラインと言われています。しかしながら、中学生でも、読める生徒は1分間に80~100語読むことができるので、30分で約2500語読めます。
 下の写真を見てください。これは、以前から多読・多聴に取り組んでいる某私立中学校1年生の多読カードです。手書きで少し見づらいですが、単語数の欄を見てください。累計単語数が7~8万語に達しているのがわかります。
  いかがですか。こう考えると100万語も夢のような数字ではないことがわかります。1万語に達した頃から、多読・多聴の面白さを感じるようになるらしいです。3年間あるいは6年間でそのラインに到達する(あるいは近づく)ことを目標にがんばってほしいと思います。

◇多読3原則◇
  1. 辞書は引かない。
  2. わからないところは飛ばす。
  3. つまらなくなったらやめる。